強迫スペクトラム障害
強迫性障害に近いと考えられるようになった以下のような疾患を総称して強迫スペクトラム障害と呼ぶようになりました
抜毛症
髪の毛や体毛を抜くことが止められない疾患です。特にリラックスした時に抜いてしまうことが多いようです。
皮膚むしり症
皮膚(体や指先)をむしる、爪をむしることが止められない疾患です。
醜形恐怖症(身体醜形障害)
小さな欠点にとらわれてしまってその悩みが一日中続いてしまってとても苦痛を感じる、他の人から見ても全く問題がないかあったとしてもとてもちいさな特徴について「顔が醜い」「足がゆがんでいる」などと思い悩みます。悩む部分は顔のことが多く、鏡を見続ける方、一切鏡を見ないようにする方、鏡を見る時期と見ないようにする時期が交互に訪れる方などがおられます。身体の部分に悩む方もおられて、そのような方は悩む身体の部位が移動することもあります。
ため込み障害
物を捨てる事、手放すことが困難で苦痛を感じる疾患です。生活空間を圧迫していたとしても物を手放さないことのほうを優先して片付けができません。
治療
強迫性障害の治療に準じます。薬物療法(SSRI等)とカウンセリング(認知行動療法)が効果を示します。