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こころの病気

こころの病気って、こころが弱いからだ、甘えだ、などと言われたりしますね。けれど、決してそんなことはありません。

適応障害の患者様からは、当のご本人様から、「甘えではないでしょうか?」と質問を受けることがあります。その環境に身を置けば、どなたでもそのような病状が起ってくるような辛い状況に耐えておられて、限界になって受診されておられるのに、です。自分が自分らしくいられないと言うことはとてもつらいことです。どこかでストレスを発散しお薬を飲みながらそこに踏みとどまるという選択をされる方、そこから距離をとるという選択をされる方、どちらを選択なさっても、患者様の選択ですからそれを尊重し支援します。

うつ病に関しては、脳内の神経伝達物質の不足によって引き起こされている状態であることがわかっていて、それらを補うような働きをする薬物療法が効果を示します。決して気の持ちようで治るようなものではありません。

不安障害についても、脳内の神経伝達物質の不足が原因であることがわかっていて、薬物療法がよく効果を示します。

双極性障害についても統合失調症についても脳内の神経伝達物質の異常が問題であると考えられています。

以上のように、精神科で診断される病気つまりこころの病気は、脳の疾患です。身体の疾患であるインフルエンザや胆嚢炎や心臓病や膠原病などなどと同じレベルで、脳の疾患なのです。

 

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