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統合失調症

誰かにみられていて怖い、人がいないのに人の声がして自分のことを悪く言ってくる、始終誰かと誰かが頭の中で会話している、テレビで自分のことを放送している、なぜか皆に自分の考えていることを知られている、このような症状があり、そんなことはないと周囲が説明しても、症状が圧倒的で支配的なためご本人は訂正することができません。この、自分ではコントロールできない圧倒的な考えのため、この声の指示に従ってしまうこともあります。これらの症状はご本人にとってはとてもとてもつらいので早く受診なさることをお勧めします。また早く受診なさることが病気の進行をくいとめます。入院が必要なことも多くございますので、まずは電話にてご相談ください。この本来ないはずの症状を陽性症状と呼びます。感情表現が乏しくなったり、意欲が低下する症状のことを陰性症状と呼びます。理解・判断などの知的機能が障害される認知機能障害も出現してきます。これらの陰性症状を改善し、認知機能障害を出現させないためにも早期発見早期治療が重要です。

治療

薬物療法(抗精神病薬)がとても効果を示します。入院を必要とすることもありますが、入院せずとも外来通院にて寛解に至ることも多いです。古典的な精神分析は有害ですが、現在のご本人のお話やご本人の世界の話をよく聞いてその中の不安要素を一緒に取り除いていく姿勢、ご家族と一緒に病気を学んでいただくこと、症状再燃の兆候を早期に発見し早期に薬剤を一時的に増量すること、緩解に入ったら薬を継続しゆっくりと漸減していくこと、が大切です。

 

★統合失調症は幻聴や妄想を主症状とする病気ではありますが、幻聴や妄想は他の疾患でも出現率が高い症状ですから、まずは、専門家を受診することが肝要です。

 

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