転換性障害
声が出るはずなのに声が出ない(失声)、立てるはずなのに立てない(失立)など、体には異常がないのに本来できるはずの事ができない病態です。ストレスによって生じた心理的な葛藤が身体症状に転換されるという意味で転換性障害と名づけられています。これらの身体症状によって葛藤を感じることから解放されて、葛藤による不安や苦しみが軽くなります。失声や失立のほかには、温度や痛みを感じない、歩行困難、不随意運動、けいれんに似た症状、目が見えない、耳が聞こえないなど様々な症状があります。
治療
精神療法、カウンセリングが主体となります。